「妊娠記録」をあえてパパがつけてみることにしました。
検診結果や体調などの妊婦ご本人や胎児の「経過」ではなく、日常(家庭環境)の変化やパパにできるサポートなどの方に重きを置いて書いていきます。
どのくらいの時期に何をしたか、どんな苦労をし、どんな気持ちで過ごしていたか。
この先のイメージがまだ湧いていないパパたちの参考になればと思います。
最後には、その月ごとのイベントやタスクを一覧としてまとめています。ぜひご活用ください。
妊娠11週目(妊娠3か月)の記録
7月7日(11w0d)七夕
娘の願いは二つ。家で書いた「ママとかがよくなりますように」と、幼稚園で書いた「プリンセスになれますように」。
ママのつわりは若干よくなっていている…のか?でも大丈夫、いつかよくなるから。必ず叶うから。
プリンセスになるには、もう少し歳を重ねて王族と出会わないと難しい。でも直近でばあば経由で知人からもらったドレスのお下がりならある。これを着れば心はプリンセス!
一瞬だけ舞い上がるも、撃沈。これは飽くまで「ドレス」であって「プリンセス」ではない模様。そして「プリンセス」とは、王女や皇女などの王族の女性のことではなく、「エルサ」か「アナ」か「ラプンツェル」のことを指すそう。
早速メルカリでラプンツェルっぽいドレスを注文。娘には「七夕の願いは七夕当日に叶うわけじゃない。その年の内にきっと叶う。」と言いくるめる。(これでいいのだろうか)
高いけど、娘の誕生日にはファンタジースプリングスホテルに泊まる予定。高いけど。ラプンツェル風のドレスをまとい、ファンタジースプリングスの世界に飛び込み、1泊2日のプリンセス気分を堪能させてあげよう。高いけど。
でもきっとこれも撃沈するだろう。「ずっとはなれないの?」と。そしたらこう言おう。「まるでシンデレラのようだったね。」と。(これでいい!)
7月8日(11w1d)つわり、僅かに改善?
本来なら幼稚園の保護者会のはずだったが、直前に幼稚園から電話をいただき、「無理はなさらず」とのこと。
お言葉に甘えて欠席させていただいたものの、元々会社の方は休暇を取得していたため、どこかに連れて行くことに。
そんな矢先、妻が爆弾発言。「なんか、今日、行けるかも、ママも」。
なんということでしょう。いつぶりでしょう。こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
とはいえあまりにアクティブなことは避けたい。車で20分くらいのイオンタウンに行くことに。
いつもなら即退屈するのに、娘も息子も大興奮。ただママと手を繋いで外を歩く。ただそれだけのことが途方もなく幸せなのだろう。
やっぱりパパがどれだけ全力でお世話をしても、それはなかなかがんばってるパパでしかなく、ママの代わりには決してなり得ない。
ママはママ。子どもたちは生まれる前からママと一緒。ママの中にいて、ママから出てきた。生まれる前も生まれた後もずっとママに守られてる。ママが全て。ママが全世界。
ママの完全復活までもう少し。ママ、がんばれ。がんばれ、お子達!
7月9日(11w2d)シゲキックス
つわり中の妻、突然「シゲキックス」が食べたいと言い出す。なんて懐かしい名前!今もあるのか?ピンキーと同じくらい見かけないけど…近くのスーパーに行くと…
あった!!!普通にあるのか!!!
でも信じられない変化が。なんか、形が違くないか?
昔は円錐形だったような。形を変え、今も生き抜いていた。感動すら覚える。
ちなみに、ピンキーはもう終売とのこと。ただ、乳酸菌LS1を配合した機能性表示食品「ピンキーフレッシュ」としてブランド(名前)は残っているとのこと。またしても感動。
7月10日(11w3d)おもらし
1歳9ヶ月息子、おむつを履いているのにお漏らしをする。私が朝おむつを替えるも、ちんちんだけがおむつにおさまっていなかった模様。服がびしょびしょになり大泣き。娘の登園準備に追われて履かせ方が雑だったのでしょう。ごめんなさい。
3歳10か月娘、幼稚園でおもらしをする。ブロックの掃除を手伝っていたら間に合わず、パンツやズボン、靴下、上履きまでびしょびしょになったとのこと。先々週6月28日にはトイレでうんちもでき、おむつ卒業式までしたのに。
娘については少し心配。おしっこのトイトレ完了後は夜中のお漏らしすら2度しかしたことがないのに、ママがつわりで色々な我慢を強いられて心が乱れているのではないかと。
もうすぐ夏休み、もうすぐきっとつわりも明ける。全力でメンテナンスをすると決意。(息子のちんちんも必ずおむつにしまうと決意!)
7月11日(11w4d)蒙古タンメン
先週から継続して激辛ブーム。先週の「スンドゥブ」と「暴君ハバネロ」で味を占めたのか、今度はセブンイレブンの蒙古タンメンに挑戦。
さすがにコレは辛いだろう…
途中で割けるチーズや納豆など、話題の味変を試行しながら見事に完食。また買ってきてほしい、とのこと。
「辛い物を食べると吐くときに地獄」と知りながらも挑戦するということは、吐かない自信があるということ。つわりとの終戦も間近か?
7月12日(11w5d)妻の体感
妻いはく、つわりフェーズの移行を感じるとのこと。
- 四六時中、吐き気しかないし、吐いてしまう。
- 四六時中、吐き気はあるが、どうにか吐かない
- 吐き気がベースにはあるが、吐き気のない奇跡の時間が稀にある。
今はこの、たまーの気持ち悪くないタイミングがある、というフェーズらし。
でも難しいのは、吐き気のない奇跡の時間も油断せず安静にしていればその奇跡をしばらく引き延ばすことができるが、奇跡に浮かれて何か行動をしてしまうと瞬く間に奇跡が足早に去っていくそう。
まあ、よくわからんけど、安静にしててよ。大丈夫。こちらも期待すると辛いから、浮かれずに頑張るよ。
7月13日(11w6d)味覚の戻り?
一昨日最高にハマった「蒙古タンメン」のカップ麺。妻の希望でリピート。
「辛っ!無理だ、食べられない…」
え?一昨日は完食したじゃないか。しかも今日はなんとなくつわりが落ち着いている日じゃないか。
もしかして、つわり中は味覚(辛味は痛覚らしい)がバグってて麻痺していただけで、つわりが落ち着くと本来の感覚が戻るのか?ということは、そろそろつわりが終わり始めるのか?
七夕から始まった今週は、娘の七夕の願いが通じたのか、ちょっとした外出ができたり、異常だった味覚が戻ったりと、つわりの終わりの予感のようなものをわずがに感じた週。
12週でピークが来る人も多いようだが、12週でつわりが明けたという人も多いと聞く。今回は振り返っても5週がピークだったような妻、さすがに、さすがに、そろそろ、期待!もう、本当に、さすがに…
妊娠3ヶ月(妊娠8週~11週)
大半の人が「妊娠」に気付き、初受診を終え、妊婦としての生活を開始している頃だと思います。
メインは「つわりとの激しい戦い」と「諸々の調整」です。つわりをどう乗り越えるか、職場や友人にいつ報告するか、そのあたりを考える時期にあたります。
つわりで体調が優れず少しでも安静にしておきたいところですが、この先のプランが不透明だと焦りや不安から無理して先走って行動し、体調を悪化させてしまうことも。
そうならないよう、この先に控えるタスクやイベントを把握しておきましょう。
ママにしかできないタスクももちろんありますが、パパにもできるタスクもあります。夫婦で相談し、うまく分担できると良いでしょう。
諸手続きを済ませる
産婦人科を受診して妊娠の確定診断を受け、妊娠届出書を市区町村に提出し、「母子健康手帳」や妊婦検診の「受診券(補助券)」をもらい、妊婦健診を開始する。
妊娠したらまずすべき諸手続きを済ませておきましょう。
胎芽から胎児へ
7週目までは「胎芽」の状態だった赤ちゃんが、8週からは「胎児」と呼ばれるようになります。
心音が確認できることも
胎嚢、心拍の確認はもう済みましたか?検診のタイミングにもよりますが、8週を過ぎた検診時には「心音」を聞くことができる場合があります。
我が家の第三子妊娠時は「10週6日」で確認できました。「生きてる!」という実感が湧きます。尊いです。
産院を決める
里帰り出産、自宅出産、助産院出産、最寄りの産院、無痛分娩、フリースタイル分娩、院内の雰囲気、口コミ、産前産後の教室やフォローの手厚さ、入院費用…
あらゆる事情を考慮の上、希望に合った産院を検討しましょう。
コロナ禍以降、立会い可否、面会時間なども病院によって大きく異なります。パパや兄姉、祖父母との面会についても確認することをおすすめします。
人気の病院はすぐに枠が埋まってしまうこともあります。早めに決断しましょう。
分娩予約をする
産院が決まったら、すぐに分娩予約をしましょう。初診時にすでに決めている方、2ヶ月目までに予約まで済んでいる方もいらっしゃるとは思いますが、3ヶ月頃までには分娩予約をするケースが多いようです。
まだ決めていない方は、妊娠3ヶ月(妊娠8週~11週)中を目途に予約しておきましょう。
今後のタスクやイベントを把握する、リスト化する
性別がわかってからの方が良いタスク、体調が落ち着いているときにしかできないタスク、今すぐにでもやるべきタスクなど、優先順位や時期も様々。当ページを参考に、計画を立てておきましょう。
やり忘れているタスクが無いか確認
本来なら妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)にやっておくべき、あるいは始めておくべきタスクが残っていないか、念のため確認しておきましょう。
特に妊娠発覚が8週以降だった方については、急ぎやっておくべき事柄があります。当ページ上部に戻り、確認しておくことをおすすめします。
各方面への報告のタイミングを考える
妊娠報告のタイミングは自由ですが、意外と悩むものです。妊娠しているという事実がいつ誰に影響を及ぼすか、体調不良などの際に頼るべきは誰か、あらゆる要素を考慮して検討しておきましょう。
ちなみに!
パンパパ!運営者「幸作」の職場報告は、第一子と第三子妊娠時は12週以降でしたが、第二子妊娠時は10週でした。妊娠悪阻で妻が入院するも当時第一子は1歳半。保育園にも入れていないため預け先もすぐには見つからず私が休暇や在宅勤務で調整。仕事に影響が出ることから安定期を待たずに報告しました。働くママだけではなくパパも職場への報告時期は状況に応じて検討する必要があります。
妊娠線予防クリーム/オイルを用意する
妊娠によりお腹が出てくるのは妊娠中期頃ですが、「妊娠線」の予防は初期から始めておくに越したことはありません。
中にはつわり期間中にお腹のマッサージをすると気分が悪くなってしまう、という症状もあるようです。無理なく始めることをおすすめします。
※妊娠線予防をしたからといって必ず避けられるわけではあありません。
ちなみに!
私の妻は第一子、第二子の妊娠時は妊娠線を避けられました。第三子もこのまま乗り越えられることを祈るのみです。