「妊娠記録」をあえてパパがつけてみることにしました。
検診結果や体調などの妊婦ご本人や胎児の「経過」ではなく、日常(家庭環境)の変化やパパにできるサポートなどの方に重きを置いて書いていきます。
どのくらいの時期に何をしたか、どんな苦労をし、どんな気持ちで過ごしていたか。
この先のイメージがまだ湧いていないパパたちの参考になればと思います。
最後には、その月ごとのイベントやタスクを一覧としてまとめています。ぜひご活用ください。
妊娠9週目(妊娠3か月)の記録
6月23日(9w0d)焼肉食べ放題
時間を潰すために実家に行こうと計画していたが、予想外に妻が好調!急遽焼肉に。焼肉きんぐの食べ放題。
大人2人(つわりママ、病み上がりパパ)は絶望的なコンディションでも、ポテトやとうもろこし、デザートのアイスなど、子どもたちも喜んでくれるため「もったいない」と思うほどではない。
…くらいの心づもりで行くが、大人たちが食べる食べる。なんででしょう。病み上がり、つわりの気配など一切なし。最高の70分。この上ない気晴らしに。
こういう日があってもいい。あってくれ。なきゃやってられない。休息も必要!
6月24日(9w1d)とある一日(在宅勤務)
一日の全タスクを冷静に書き出してみた。
6時15分 息子が起床
6時20分 息子のおむつを替える
6時25分 娘が起床
6時30分 娘のうんちに付き合う
6時40分 食洗機の中を片付ける
6時45分 子どもたちに麦茶をあげる
6時46分 麦茶を作る
6時50分 朝ごはんを作る
7時10分 朝ごはん開始(自力では食べてくれない)
7時40分 食器を洗う
7時45分 妻の朝ごはんを作る(自力で食べてくれる)
7時50分 ゴミをまとめる
8時00分 2人の歯磨き
8時10分 2人の着替えをさせる
8時15分 登園準備
8時20分 登園バスまで送る
8時30分 ゴミ出し
8時35分 ゴミ袋を各所にセットする
8時40分 洗濯を回す
8時45分 タオル類を各所にセットする
8時50分 在宅勤務を開始
9時30分 洗濯物を干す(息子はついてくる)
9時50分 とっ散らかったリビングを片付ける
9時55分 リビングの掃除機をかける
10時00分 2階の掃除機をかける(息子は着いてくる)
10時05分 たった5分で散らかった子供部屋を片付ける
10時10分 在宅勤務に戻る
10時30分 退屈と眠気で息子が荒れる
10時45分 息子が観てくれる動画をザッピング
10時50分 在宅勤務に戻る
11時00分 お昼ごはんを作る
11時15分 お昼ごはんを食べる(1人では食べてくれない)
11時30分 妻のお昼ごはんを作る
11時40分 息子の寝かしつけを開始
12時05分 寝かしつけ完了
12時10分 冷蔵庫の中身などを確認して買い出しリストを作る
12時15分 買い出しに出発
12時55分 買い出しから帰宅
13時00分 食器洗い
13時10分 在宅勤務再開(遅れた)
13時50分 自らの昼ごはんを食べる
14時00分 在宅勤務再開
14時25分 息子、起床。
14時30分 幼稚園から電話が鳴る。工事の都合でバスルートおよびバス停が変更となる旨。
14時45分 会社の電話に対応
14時50分 娘のお迎え
15時05分 娘を連れて帰宅
15時10分 子どものおやつを準備
15時30分 在宅勤務再開
16時00分 方向性の違い(観たい動画)により姉弟喧嘩開始
16時10分 アナ雪で決着(弟1歳半が譲歩)
16時15分 洗濯物を取り込む、畳む
16時30分 在宅勤務再開
17時00分 夜ごはんを作る
17時30分 在宅勤務終了(してたっけ?)
17時30分 夜ごはんを食べる
18時10分 子ども2人まとめてお風呂に入れる
18時30分 体重測定、保湿、着替え
18時40分 洗濯乾燥を回す
18時45分 子どもの歯磨き
18時55分 食器洗い、水筒消毒
19時15分 リビングの片付け
19時30分 寝かしつけ開始
20時15分 寝かしつけ完了
20時20分 娘のコップ、息子のストローマグを洗う
20時25分 お風呂掃除
20時30分 在宅勤務(延長戦)
21時00分 息子が泣いて起き、うんちを開始。
21時05分 おむつ替えを終えたところで娘も起きる。
21時10分 寝かしつけ(延長戦)
21時45分 洗濯物を畳む(湿ってるものは浴室乾燥に移動)
22時00分 アイロンがけ
22時15分 浴室乾燥にかけたものを畳む
22時30分 明日の登園、出社準備
23時00分 戸締りなど
23時05分 就寝、気絶
噂には聞いていたが、ワンオペは恐ろしい。朝から晩まで空き時間がない。そして箇条書きにすると単なる1項に過ぎないものも、子どもたちがいると円滑には進まない。
歯磨きは戦争あるいはほぼ虐待。お風呂は目が痛いのを耐えてチラ見しておかないと弟がたまに溺れる。夜ご飯も全員メニューはバラバラ。料理中も娘は「何か食べたい」とギャーギャー荒れ、息子は足に絡みついてくる。寝かしつけも全然寝ない。片方が起きると両方起きる。そして泣く。
私の場合は妻も家にいるため寝ている息子を置いて買い出しに行けるが、真のワンオペはそれすらできない。熱を出しても、倒れかけても。なんなら定期的に子どもたちが熱を出したり布団の上で嘔吐したり、というイレギュラーも起こり、仕事が増える。一切計画通りには行かない。段取りも何も無い。
世のママたちはきっと、世のパパたちに、この辺りの背景まで想像してほしいのだろうと想像。今こうしてこんな記録を残すのは、きっと誰かにこの大変さを分かってほしいという嘆き故。
分かってほしい、というママたちの気持ちが分かった気がする!成長?
6月25日(9w2d)マクドナルド再挑戦
前々日の焼肉きんぐでの食欲が嘘のように、昨日今日とつわりでご飯が進まない模様。欲する飲み物も思い浮かばず、心配な状態に。
ギャンブル要素は強いが、妊娠7週頃にハマったマクドナルドに挑戦。
「ペペロンジューシーホットチキンセット」。
妻が歴代で一番好きな「ジューシーチキン赤とうがらし」に似ているため期待値は高かったが、あえなく撃沈。4口でギブアップ。どうした、妻!
同じつわり期間中でも好みが変わる。なんて難しいミッションなのでしょう。最終手段「焼肉きんぐ」にでも行こうかと思ったが、きっとそれもまた外すと予想。わからない。
せめて水分だけでも!しんどくても!少しくらい!頼むよ!
と思ってしまうが、つわりのしんどさはパパの想像をはるかに超えているんだろう…
6月26日(9w3d) 点滴にすがる
妊娠5週頃よりマシになってきたかなーと思っていた矢先、また絶望的なつわりが到来。前日からなかなかご飯も食べられず、妻は点滴に。
脱水などの症状はまだ無いため、今回は入院を勧められることはなかったものの、「もう一回くらい波が来るかもねー」とのこと。なんと怖い脅し文句でしょう。
点滴直後は状態が変わらず波に飲まれた覚悟もしたが、夕方くらいは少し改善。以前点滴を打った時も翌日あたりから調子が良くなったため、時間差で効果があるものと推測。
これは使えるかもしれない。もうすぐ控える幼稚園の保護者会の前日に点滴に行っておくという策を検討。どうか効果がありますように。
6月27日(9w4d)赤ちゃん返り
はいはい、また始まりました、赤ちゃん返り。
第一子長女3歳10ヶ月ひーちゃん、しっかり赤ちゃんに返りました。
朝も起きたくない、ご飯も食べたくない、幼稚園にも行きたくない、ずっと抱っこしててほしい。
よりによって、ではなく、このタイミングだからなんでしょうね。ママの芳しくない体調に気づき、ここ4-5週間我慢をたくさんしていたのでしょう。
君も悪くない。覚悟を決めるよ。
赤ちゃん返り長女、イヤイヤ期長男、つわり妊婦、胎児ベイビー、かかってきなさい。パパが全部受け止めてやる!
6月28日(9w5d)おむつ卒業
3歳10ヶ月長女、ついにトイレでうんちができる。
これまでおしっこだけはできたものの、うんちだけはオムツでしていた。途中までオムツでしてギリギリで脱がしてトイレに座らせるパターンで何度か小さいうんちはできた。
でも今回はまるっと立派なうんち!
ということで、おむつ卒業式。
卒業証書と卒業メダルを授与。ずっと欲しがっていたカレーパンマンのぬいぐるみを寄贈。そしてホールケーキで卒業パーティ。
やりすぎなくらい祝福!よくやったよ、長女。
6月29日(9w6d) よく頑張った、自分!
振り返れば、今週は在宅や有休を駆使し、娘の登園バスへの送りと迎え計10回のうち7回をパパにより成し遂げる。よくやった!
3回は義母に助けを乞う。感謝!
在宅中の迎えは勤務時間中のため本来アウトだが、「妻の体調不良」ということで上司から許可。感謝!
きっと「妊娠?」と思っているだろうなー。パパ側の職場への報告のタイミングは本当に悩ましい。
妊娠3ヶ月(妊娠8週~11週)
大半の人が「妊娠」に気付き、初受診を終え、妊婦としての生活を開始している頃だと思います。
メインは「つわりとの激しい戦い」と「諸々の調整」です。つわりをどう乗り越えるか、職場や友人にいつ報告するか、そのあたりを考える時期にあたります。
つわりで体調が優れず少しでも安静にしておきたいところですが、この先のプランが不透明だと焦りや不安から無理して先走って行動し、体調を悪化させてしまうことも。
そうならないよう、この先に控えるタスクやイベントを把握しておきましょう。
ママにしかできないタスクももちろんありますが、パパにもできるタスクもあります。夫婦で相談し、うまく分担できると良いでしょう。
諸手続きを済ませる
産婦人科を受診して妊娠の確定診断を受け、妊娠届出書を市区町村に提出し、「母子健康手帳」や妊婦検診の「受診券(補助券)」をもらい、妊婦健診を開始する。
妊娠したらまずすべき諸手続きを済ませておきましょう。
胎芽から胎児へ
7週目までは「胎芽」の状態だった赤ちゃんが、8週からは「胎児」と呼ばれるようになります。
心音が確認できることも
胎嚢、心拍の確認はもう済みましたか?検診のタイミングにもよりますが、8週を過ぎた検診時には「心音」を聞くことができる場合があります。
我が家の第三子妊娠時は「10週6日」で確認できました。「生きてる!」という実感が湧きます。尊いです。
産院を決める
里帰り出産、自宅出産、助産院出産、最寄りの産院、無痛分娩、フリースタイル分娩、院内の雰囲気、口コミ、産前産後の教室やフォローの手厚さ、入院費用…
あらゆる事情を考慮の上、希望に合った産院を検討しましょう。
コロナ禍以降、立会い可否、面会時間なども病院によって大きく異なります。パパや兄姉、祖父母との面会についても確認することをおすすめします。
人気の病院はすぐに枠が埋まってしまうこともあります。早めに決断しましょう。
分娩予約をする
産院が決まったら、すぐに分娩予約をしましょう。初診時にすでに決めている方、2ヶ月目までに予約まで済んでいる方もいらっしゃるとは思いますが、3ヶ月頃までには分娩予約をするケースが多いようです。
まだ決めていない方は、妊娠3ヶ月(妊娠8週~11週)中を目途に予約しておきましょう。
今後のタスクやイベントを把握する、リスト化する
性別がわかってからの方が良いタスク、体調が落ち着いているときにしかできないタスク、今すぐにでもやるべきタスクなど、優先順位や時期も様々。当ページを参考に、計画を立てておきましょう。
やり忘れているタスクが無いか確認
本来なら妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)にやっておくべき、あるいは始めておくべきタスクが残っていないか、念のため確認しておきましょう。
特に妊娠発覚が8週以降だった方については、急ぎやっておくべき事柄があります。当ページ上部に戻り、確認しておくことをおすすめします。
各方面への報告のタイミングを考える
妊娠報告のタイミングは自由ですが、意外と悩むものです。妊娠しているという事実がいつ誰に影響を及ぼすか、体調不良などの際に頼るべきは誰か、あらゆる要素を考慮して検討しておきましょう。
ちなみに!
パンパパ!運営者「幸作」の職場報告は、第一子と第三子妊娠時は12週以降でしたが、第二子妊娠時は10週でした。妊娠悪阻で妻が入院するも当時第一子は1歳半。保育園にも入れていないため預け先もすぐには見つからず私が休暇や在宅勤務で調整。仕事に影響が出ることから安定期を待たずに報告しました。働くママだけではなくパパも職場への報告時期は状況に応じて検討する必要があります。
妊娠線予防クリーム/オイルを用意する
妊娠によりお腹が出てくるのは妊娠中期頃ですが、「妊娠線」の予防は初期から始めておくに越したことはありません。
中にはつわり期間中にお腹のマッサージをすると気分が悪くなってしまう、という症状もあるようです。無理なく始めることをおすすめします。
※妊娠線予防をしたからといって必ず避けられるわけではあありません。
ちなみに!
私の妻は第一子、第二子の妊娠時は妊娠線を避けられました。第三子もこのまま乗り越えられることを祈るのみです。