「妊娠記録」をあえてパパがつけてみることにしました。
検診結果や体調などの妊婦ご本人や胎児の「経過」ではなく、日常(家庭環境)の変化やパパにできるサポートなどの方に重きを置いていきます。
どのくらいの時期に何をしたか、どんな苦労をし、どんな気持ちで過ごしていたか。
この先のイメージがまだ湧いていないパパたちの参考になればと思います。
最後には、その月ごとのイベントやタスクを一覧としてまとめています。ぜひご活用ください。
妊娠7週目(妊娠2か月)の記録
6月9日(7w0d) 子育てあるある
子育てあるある①
疲れたからと言って家で休もうとすると逆にしんどい。どうせ1人遊びなんてしてくれない。公園に連れて行ったり近くにお散歩に行ったり、そうやって時間を消費しないとやってられない。
子育てあるある②
子どもが1人のうちは晴れてさえいればいつでも連れ出してあげられる。でも3歳児と1歳児は無理!ほんと無理!
親VS子がいつでもアウトナンバー。数的不利。しかも相手はこういうときに限って抜群のチームワーク。
テンションが上がりすぎて2人でぶつかって怪我。お姉ちゃんの楽しそうな姿に触発されてできるはずのない遊具に弟が挑戦して大失敗。片方が疲れ果てて泣き始めて帰ろうとすると元気な方は帰りたく無いと大泣き。
未来が見えたため、2人を車に乗せて実家に行くことに。一通り遊び終えて、弟の寝かしつけを開始。そのまま私も爆睡。その間、娘はじいじとばあばと大人しくおままごと。
時計の針がかなり進んだ!完全勝利!
6月10日(7w1d) 妊娠届出書の提出
翌日に私が代理で出しに行く予定だったが、妻のつわりが奇跡的に軽い日だったため妻が提出に。
助成券とマタニティマークを受領。これで定期健診も始められる。公式に妊婦!
6月11日(7w2d) 第一子 娘の体調不良
おいおいおいおい、勘弁してくれ。夜中に娘が急に嘔吐を始める。
- 0時05分:微量の嘔吐 寝ながら唾液が変なところに入ってむせて何かが出ただけだと信じる。願う!
- 0時40分:盛大に嘔吐 何かが始まったと覚悟。熱は無し。
- 1時30分:盛大に嘔吐 恐ろしい未来を確信。汚れまくったシーツを剥がしたり手洗いしたり拭き取ったところを消毒したり大騒ぎ。息子が起きて号泣。
- 2時10分:盛大に嘔吐 息子の寝かしつけの終わりがけ。今度は無事にビニール袋でキャッチ!命拾い。でも息子の寝かしつけは振り出し。
- 3時50分:胃液のみ嘔吐 苦しそう。幼稚園にアプリ経由で休む旨の連絡。便利な時代に感謝!
- 7時40分:起床 朝ごはん前に胃液のみ嘔吐。熱はなし。食欲なし。会社に有休の連絡。
熱はないためまずは経過観察の判断。パパの不慣れな料理で何かやらかしたのではないかと死にたくなるも、便は緩くない。コレはなんだ?
朝食前に吐いて以降は、食欲はないものの特に異常はなし。乗り越えた?
6月12日(7w3d) 未来予知
娘、無事に乗り越える。でも念のため幼稚園はおやすみ。様子が変わったらすぐに帰宅する覚悟で出社。断腸の思い。
結果、一日中何事もなし。平和。よかった。
これ、間違いなくいつものあれだ。時間差で息子の方も吐き始めるやつ!同時に来てくれれば仕事も調整しやすいのに、決まって間隔を空けてくる。安心して油断したころにやってくる。
どうせ今回もそうだろう。また未来が見えた。
6月13日(7w3d) 首の皮一枚
はい、来ました。朝食後に息子が嘔吐。思ってたよりは早かったが。
娘は回復して登園。息子は自宅療養。私は顧客への往訪が2件入っているため、どうしても出社。よりによって妻のつわりは絶望的な日。
早くもママ側ばあばを頼り、バス停までの送り迎えを頼む。意外にもばあばと行けると伝えると娘は大喜び。気まぐれだとはわかってる。いつまでも続くとは思っていない。でも、ありがとう。ばあばも娘も。
そう、我が家は今、神と身内を頼りにどうにか生きている。首の皮一枚。奇跡なしには生きられない。親としてどうなのか、と思うこともあるが、同じようにギリギリのご家庭は多いはず。間違いない。
実家も遠く、パパも激務で、完全ワンオペで、上の子もまだ小さく、でもつわりがひどい。そんなママが世の中にはたくさんいるはず。
産後だけではなく、妊娠中のことももっと配慮できる世界に期待したい。
6月14日(7w4d) マクドナルド!?
息子、乗り越える。生まれた頃は吐き戻しが酷くてミルクの飲みも悪くて体重曲線をやや下回る時期もあって心配なベイビーだったが、最近では何故かお姉ちゃんよりも強い説。ありがとう!君は漢だ!
妻の希望でお昼はマクドナルド。在宅勤務の合間に買い出しに。オーダーはよりによって「ガーリックバターてりやきチキンLLセット」。まじか。
第一子、第二子の悪阻のときはやたらと「梅干し」を食べ続けていたことを思い出し、「帰りに梅干し買って帰ろうか?」と連絡をするも、「え、いらないよ、無理」と返信。
教訓:悪阻は気分!
前回はこうだったから、と気を利かせて先回りして行動するのはやめるべき。例えば1週間後に予告なしにガーリックバターてりやきチキンを買って帰ったら殴られるかもしれない。サプライズより、丁寧なヒアリングが大切!要注意!
6月15日(7w5d) え!?悪阻がなくなった!?
つわりが完全になくなった!今日は少しマシな日かも、とかではなく、完全消滅!よかったー、とはならず、超不安!
お腹の子が流れるとつわりがなくなるケースもあると聞き、慌てて受診。
結果、無事。余裕で心拍確認。経過は順調。
本当によかった。※パパ、不安で気持ち悪くなる。
妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)のイベント、タスクまとめ
妊娠2か月は、いわゆる「妊娠初期」の始まりです。
妊娠超初期(妊娠3週まで)はほとんどの方が妊娠に気付いていないため、「妊娠判明!」のイベントがだいたい発生するのがこの時期です。
妊娠検査薬で陽性反応、病院で胎嚢、胎芽、心拍を確認、お住いの市区町村に妊娠届出書を提出、無事オフィシャルに妊娠、というフェーズにあたります。
まだ流産の確立が高い時期で、心配が絶えない時期です。また、つわりが始まり、早い人だとつわりのピークを迎えることも。
妊婦としての暮らしが始まる「ワクワク感」と「マタニティブルー」の狭間で、心身ともに少し辛い時期になります。
第一に「乗り越える」「耐え忍ぶ」こと、次に「これからのプランを考える」こと。そのための情報をまとめました。
妊娠の気配を感じる
規則的な生理周期の人は生理の遅れから妊娠を疑うことも。疲れやすさ、少量の出血、胸の張り、つわりなどの症状から妊娠の気配を感じる人もいるでしょう。
妊娠検査薬で検査をする
妊娠4週~5週頃になると、尿中hCGホルモンを検知して反応を示す妊娠検査薬でも反応が出やすくなります。
出産予定日を算出する
最終月経の開始日に280日を足すことで仮の出産予定日の算出が可能です。その頃に引越しや出張などの大型の予定を入れている場合は可能な限り調整しましょう。
計算方法はこちら
産婦人科を受診する
市販の妊娠検査薬は正確ではなく、子宮外妊娠や流産の可能性も否定できません。陽性反応が出たらまず病院を受診しましょう。
産婦人科で胎嚢確認
病院ではまず胎嚢が子宮内にあることを確認します。確認できれば「子宮外妊娠」の可能性は排除されます。妊娠4週~5週くらいには確認できることが多いです。
産婦人科で心拍確認
子宮内に胎嚢が確認できた場合、次は心拍の確認をします。妊娠5週~6週頃に確認できることが多く、少し早いと初診時では確認できないこともあります。
持病がある場合は薬について相談する
妊娠中は自己判断で薬を服用するのは避けましょう。持病があるようでしたら、妊娠診断時に病院で相談しましょう。
禁酒、禁煙、カフェイン減に努める
妊娠中に避けるべきものは、妊娠がわかった瞬間に速やかに根絶やしにしてやりましょう。
葉酸を摂取する
先天性障害のリスクを減らす葉酸は妊娠前から摂取しておくことが理想です。ただ、貧血などの予防にもなるため遅いということもありません。妊娠がわかったら少しでも早く葉酸の摂取を開始しましょう。
市区町村に妊娠届出書を提出する
産婦人科を受診して妊娠と診断された場合は、妊娠届出書の提出に行きましょう。パパによる代理提出も可能です。ママのつわりがひどいようなら代わりに行きましょう。これからの妊婦検診で必要になる「受診兼(補助券)」や「母子健康手帳」「マタニティマーク」がもらえます。
盛大に喜ぶ
これは意外と大事なことです。妊娠報告時、「パパが喜んでくれるかどうか」を心配するママも実は多いそうです。もし望んだ妊娠なら、恥ずかしがらず、素直に、ドカンと、盛大に喜びを表現しましょう。心配事は少しくらい後回しにしても大丈夫です。後で考えましょう!
とにかく早く帰る、時間を確保する
これもパパの大事なタスクです。早い人は妊娠4週~5週にはつわりが始まり、6~7週頃にピークが来ることもあります。家事や上の子のお世話など、できることは率先して対応しましょう。
また、仮につわりが軽くても、妊娠発覚直後はハッピーモードです。準備するものやお子様の名前、今後のプランなど、話したいことがたくさんあるはずです。早く帰宅し、幸せ会議を開催しましょう。
早い人はつわりがはじまる
つわりとの激闘が始まります。食べ物や料理、ちょっとしたテクニック、パパのサポートなど、アプローチ方法は様々。一つでも多く策を知っておき、手あたり次第に試行してみる、それしかありません。
パンパパ!運営者「幸作」の妻が第三子妊娠時に藁にも縋る思いで採用してみたつわり対策の全てを今後まとめていく予定です。ご期待ください!
妊婦検診がはじまる
妊娠が確定すると妊婦検診が始まります。妊娠23週頃までは4週間に1回、それ以降は2週に1回、36週を超えると毎週になります。※それまでに市区町村に妊娠届出書を提出し「受診券(補助券)」の交付を受けてください。
エコー写真アルバムを作る
ほとんどの方が2ヶ月目のうちに妊娠が発覚し、最初のエコー写真をもらっていると思います。今後も妊婦検診の度にもらえます。
妊娠という経験は人生でそうそうあるものではありません。エコー写真をアルバムに整理するなどして、その時の気持ちをメモしたり、経過を記録してみるのはいかがでしょう。いつか無事に産まれた赤ちゃんと一緒にこのアルバムを眺めるのも素敵な時間になることでしょう。
つわりが始まってしまうと、ママはそれどころではなくなります。つわりが落ち着くのを待っている間に、せっかくの最初のエコー写真がボロボロに、なんてことは避けたいところです。ママが動けないなら、パパが動きましょう!誰よりも早い妊娠祝いとして、パパからママへのプレゼントも良いかもしれません。
妊娠アプリをダウンロード
各社いろんなアプリを配信しています。今日が何週何日で、それはどういう時期で、今は何をすべきときで、どんなことに注意すべきか、いろんな情報を毎日受け取ることができ、便利です。一つはスマホにいれておくことをおすすめします。
ママや胎児が今どういう状況か、パパも把握しておきましょう。肉眼では見えない胎児の「大きさ」などがわかると、意外と実感が湧いてくるものです。体調管理をするママはもちろんのこと、パパにもおすすめします。
当ページの執筆者「幸作」のおすすめは「まいにちのたまひよ」です!
マタニティウェアを用意する
まだお腹は出てきていないからと後回しにしたり、妊娠中にしか着ないものだからと結果として購入を見送る人もいるようです。しかし、マタニティウェアにより腹部の締め付けを回避することでつわりが軽減することもあります。どうせなら早いうちに購入し、短い妊娠期間中でもフル活用することをおすすめします。
妊娠中に避けるべき食べ物を把握する
つわりがひどくなると、ママの代わりにパパがご飯を作る機会が増えてくると思います。そうなると、パパも妊娠中に避るべき食品も把握しておく必要がでてきます。必ず理解しておきましょう。
マタニティマークを入手する
体調がすぐれない日が多いのにまだお腹が大きくなく周りに気付いてもらえない妊娠初期こそ、マタニティマークは必要です。
妊娠届出書の提出時にもらえることが多いですが、複数のかばんを使い分けている方は複数用意しておくことをおすすめします。
マタニティマークの入手方法はこちら
母子手帳ケースを入手する
妊娠期間中は、妊婦検診などで通院することが多く、母子手帳や保険証の他にも「診察券」や「受診券(補助券)」「各種申込書」などの持ち出し機会が増えます。
紛失などを防ぐためにも、母子手帳ケースは用意しておきましょう。
産後も、お子様の保険証や診察券に加え、医療証やお薬手帳など増える一方です。兄弟が増えるとなおさらです。
我が家では子どもの数の母子手帳ケースを保有し、管理しています。急遽パパが病院に連れていくとなったときも「これさえ持っていけば全てが揃っている一式」をすぐに持ち出せるので便利です。
手続きや制度、出産費用などの確認
出生届の提出や出産育児一時金の申請など、出産するときや出産した直後の手続きや費用を確認しておきましょう。
手続き方法は、自治体や健康保険などにより異なります。予めHPなどに目を通しておきましょう。
出産費用の多くは「出産育児一時金」でまかなうことができますが、産院によっては大幅に超過してしまう場合もあります。不足分を積み立てておくなど、事前の計画も必要です。