「妊娠記録」をあえてパパがつけてみることにしました。
検診結果や体調などの妊婦ご本人や胎児の「経過」ではなく、日常(家庭環境)の変化やパパにできるサポートなどの方に重きを置いていきます。
どのくらいの時期に何をしたか、どんな苦労をし、どんな気持ちで過ごしていたか。
この先のイメージがまだ湧いていないパパたちの参考になればと思います。
最後には、その月ごとのイベントやタスクを一覧としてまとめています。ぜひご活用ください。
妊娠5週目(妊娠2か月)の記録
5月27日(5w1d) 第三子の妊娠が発覚
生理の気配は感じるもののあまりにも生理本番が来ず。代わりにつわりに似た気持ち悪さを感じ、市販の検査キッドで念のため検査。くっきりと陽性反応。
第一子と第二子のときの大苦戦から、まだまだまだまだ時間がかかると予想していたため、喜びに混じり明らかな動揺も。
2週間前にはなぜか「長女7歳、長男5歳、まだ見ぬ次女3歳の3人全員主役の七五三写真撮影」の夢を見る。…予知夢!?
1週間前からなぜか「増坪と改築をして部屋を一つ増やしてリビングをこんな感じにしたいなー」なんて夢物語を妄想。
前日にはなぜか「3人目がもし女の子だったら名前は◯◯とか可愛いと思う!」なんてノー天気なことを夫婦で語らう。
そんな矢先の妊娠発覚。こんなことあるんだなー、と。とはいえ、やっぱり嬉しいことこの上ない。
予定日はいつ頃になるか計算し、前後のスケジュールを確認。
リンク:予定日の算出方法はこちら
長女のサイズアウトした服をつい最近捨てちゃったなーとか(女の子と決まったわけではない)、2人目の時と同様につわりがひどすぎて入院になったらカオスだなーとか(まだ市販のキットでしか検査してない)、浮かれつつも意外と現実的なことが頭に浮かぶ。
これが3人目の妊娠か…
5月28日(5w2d) おかあさんといっしょスタジオ収録
妊娠発覚の翌日。
長女が当選した「おかあさんといっしょのスタジオ収録」に参加。
長女は死ぬほど楽しんでいたとのこと。
まだ幼稚園入園から2ヶ月。保育参観等もまだなく、集団行動がうまくできているか心配な時期。
おにいさんたちの問いかけに「はーい!」と元気に返事をし、初めて聞く歌を1度のレクチャーだけで見様見真似で必死にがんばる姿にママは悶絶、感涙。
この上なく良い経験!
保護者は1人しか参加できないためパパと息子は渋谷散策。
抱っこ紐をしたまま約2時間の暇つぶし。寝たりぐずったり、意味なく急に笑い出したり、バカ丸出しの1歳7ヶ月。
キミがお兄ちゃんになるだと?想像できない…
5月29日(5w3d) つわりの開始
妊娠を自覚した途端、つわりに襲われる。自覚って怖い。そういえば花粉症も認めたときから本格始動する気がする。
前日に有給休暇を取得しているため、さすがに休みは取れず出社。定時帰宅を目標に2日分の仕事を全力消化!
そういえば、長女と誕生日が同じ「マザーテレサ」がかつて「世界平和のために私は何をしたらいいでしょうか」と問われた際、こう答えたらしい。
あなたの家に帰って、あなたの家族を愛してあげてください。
世界は飽くまで個人の集合体。「個」が、いえ、各家庭の「子」が満たされていれば、きっと優しい世界になる。
パンパパ(定義はこちら)にもできること、それはまず可能な限り家族との時間を多く作ってあげることだと思う。たぶん!
6月1日(5W6D) 産婦人科を受診
胎嚢、心拍も確認でき、無事に公式に「妊娠」。妊娠確認書を受領。
会社の同僚(パパ友)と共に当サイト「パンパパ!」を立ち上げたのが約1ヶ月前の2024年5月7日。
当時プロフィール欄に掲げた目標は「いつか父子手帳を作る」こと。
こんなストーリーを描いていたわけではないものの、これは乗っかるべきでしょう!
今回の3人目の妊娠を体験談として残しつつ、各週ごとのタスクや、「父親としてできること」を当サイトに全力でまとめあげることを決意。
6週目以降も随時アップしていきます!
妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)のイベント、タスクまとめ
妊娠2か月は、いわゆる「妊娠初期」の始まりです。
妊娠超初期(妊娠3週まで)はほとんどの方が妊娠に気付いていないため、「妊娠判明!」のイベントがだいたい発生するのがこの時期です。
妊娠検査薬で陽性反応、病院で胎嚢、胎芽、心拍を確認、お住いの市区町村に妊娠届出書を提出、無事オフィシャルに妊娠、というフェーズにあたります。
まだ流産の確立が高い時期で、心配が絶えない時期です。また、つわりが始まり、早い人だとつわりのピークを迎えることも。
妊婦としての暮らしが始まる「ワクワク感」と「マタニティブルー」の狭間で、心身ともに少し辛い時期になります。
第一に「乗り越える」「耐え忍ぶ」こと、次に「これからのプランを考える」こと。そのための情報をまとめました。
妊娠の気配を感じる
規則的な生理周期の人は生理の遅れから妊娠を疑うことも。疲れやすさ、少量の出血、胸の張り、つわりなどの症状から妊娠の気配を感じる人もいるでしょう。
妊娠検査薬で検査をする
妊娠4週~5週頃になると、尿中hCGホルモンを検知して反応を示す妊娠検査薬でも反応が出やすくなります。
出産予定日を算出する
最終月経の開始日に280日を足すことで仮の出産予定日の算出が可能です。その頃に引越しや出張などの大型の予定を入れている場合は可能な限り調整しましょう。
計算方法はこちら
産婦人科を受診する
市販の妊娠検査薬は正確ではなく、子宮外妊娠や流産の可能性も否定できません。陽性反応が出たらまず病院を受診しましょう。
産婦人科で胎嚢確認
病院ではまず胎嚢が子宮内にあることを確認します。確認できれば「子宮外妊娠」の可能性は排除されます。妊娠4週~5週くらいには確認できることが多いです。
産婦人科で心拍確認
子宮内に胎嚢が確認できた場合、次は心拍の確認をします。妊娠5週~6週頃に確認できることが多く、少し早いと初診時では確認できないこともあります。
持病がある場合は薬について相談する
妊娠中は自己判断で薬を服用するのは避けましょう。持病があるようでしたら、妊娠診断時に病院で相談しましょう。
禁酒、禁煙、カフェイン減に努める
妊娠中に避けるべきものは、妊娠がわかった瞬間に速やかに根絶やしにしてやりましょう。
葉酸を摂取する
先天性障害のリスクを減らす葉酸は妊娠前から摂取しておくことが理想です。ただ、貧血などの予防にもなるため遅いということもありません。妊娠がわかったら少しでも早く葉酸の摂取を開始しましょう。
市区町村に妊娠届出書を提出する
産婦人科を受診して妊娠と診断された場合は、妊娠届出書の提出に行きましょう。パパによる代理提出も可能です。ママのつわりがひどいようなら代わりに行きましょう。これからの妊婦検診で必要になる「受診兼(補助券)」や「母子健康手帳」「マタニティマーク」がもらえます。
盛大に喜ぶ
これは意外と大事なことです。妊娠報告時、「パパが喜んでくれるかどうか」を心配するママも実は多いそうです。もし望んだ妊娠なら、恥ずかしがらず、素直に、ドカンと、盛大に喜びを表現しましょう。心配事は少しくらい後回しにしても大丈夫です。後で考えましょう!
とにかく早く帰る、時間を確保する
これもパパの大事なタスクです。早い人は妊娠4週~5週にはつわりが始まり、6~7週頃にピークが来ることもあります。家事や上の子のお世話など、できることは率先して対応しましょう。
また、仮につわりが軽くても、妊娠発覚直後はハッピーモードです。準備するものやお子様の名前、今後のプランなど、話したいことがたくさんあるはずです。早く帰宅し、幸せ会議を開催しましょう。
早い人はつわりがはじまる
つわりとの激闘が始まります。食べ物や料理、ちょっとしたテクニック、パパのサポートなど、アプローチ方法は様々。一つでも多く策を知っておき、手あたり次第に試行してみる、それしかありません。
パンパパ!運営者「幸作」の妻が第三子妊娠時に藁にも縋る思いで採用してみたつわり対策の全てを今後まとめていく予定です。ご期待ください!
妊婦検診がはじまる
妊娠が確定すると妊婦検診が始まります。妊娠23週頃までは4週間に1回、それ以降は2週に1回、36週を超えると毎週になります。※それまでに市区町村に妊娠届出書を提出し「受診券(補助券)」の交付を受けてください。
エコー写真アルバムを作る
ほとんどの方が2ヶ月目のうちに妊娠が発覚し、最初のエコー写真をもらっていると思います。今後も妊婦検診の度にもらえます。
妊娠という経験は人生でそうそうあるものではありません。エコー写真をアルバムに整理するなどして、その時の気持ちをメモしたり、経過を記録してみるのはいかがでしょう。いつか無事に産まれた赤ちゃんと一緒にこのアルバムを眺めるのも素敵な時間になることでしょう。
つわりが始まってしまうと、ママはそれどころではなくなります。つわりが落ち着くのを待っている間に、せっかくの最初のエコー写真がボロボロに、なんてことは避けたいところです。ママが動けないなら、パパが動きましょう!誰よりも早い妊娠祝いとして、パパからママへのプレゼントも良いかもしれません。
妊娠アプリをダウンロード
各社いろんなアプリを配信しています。今日が何週何日で、それはどういう時期で、今は何をすべきときで、どんなことに注意すべきか、いろんな情報を毎日受け取ることができ、便利です。一つはスマホにいれておくことをおすすめします。
ママや胎児が今どういう状況か、パパも把握しておきましょう。肉眼では見えない胎児の「大きさ」などがわかると、意外と実感が湧いてくるものです。体調管理をするママはもちろんのこと、パパにもおすすめします。
当ページの執筆者「幸作」のおすすめは「まいにちのたまひよ」です!
マタニティウェアを用意する
まだお腹は出てきていないからと後回しにしたり、妊娠中にしか着ないものだからと結果として購入を見送る人もいるようです。しかし、マタニティウェアにより腹部の締め付けを回避することでつわりが軽減することもあります。どうせなら早いうちに購入し、短い妊娠期間中でもフル活用することをおすすめします。
妊娠中に避けるべき食べ物を把握する
つわりがひどくなると、ママの代わりにパパがご飯を作る機会が増えてくると思います。そうなると、パパも妊娠中に避るべき食品も把握しておく必要がでてきます。必ず理解しておきましょう。
マタニティマークを入手する
体調がすぐれない日が多いのにまだお腹が大きくなく周りに気付いてもらえない妊娠初期こそ、マタニティマークは必要です。
妊娠届出書の提出時にもらえることが多いですが、複数のかばんを使い分けている方は複数用意しておくことをおすすめします。
マタニティマークの入手方法はこちら
母子手帳ケースを入手する
妊娠期間中は、妊婦検診などで通院することが多く、母子手帳や保険証の他にも「診察券」や「受診券(補助券)」「各種申込書」などの持ち出し機会が増えます。
紛失などを防ぐためにも、母子手帳ケースは用意しておきましょう。
産後も、お子様の保険証や診察券に加え、医療証やお薬手帳など増える一方です。兄弟が増えるとなおさらです。
我が家では子どもの数の母子手帳ケースを保有し、管理しています。急遽パパが病院に連れていくとなったときも「これさえ持っていけば全てが揃っている一式」をすぐに持ち出せるので便利です。
手続きや制度、出産費用などの確認
出生届の提出や出産育児一時金の申請など、出産するときや出産した直後の手続きや費用を確認しておきましょう。
手続き方法は、自治体や健康保険などにより異なります。予めHPなどに目を通しておきましょう。
出産費用の多くは「出産育児一時金」でまかなうことができますが、産院によっては大幅に超過してしまう場合もあります。不足分を積み立てておくなど、事前の計画も必要です。