新語「パンパパ」とは
可能な限り全力で育児を頑張っている。それを父親としてあたりまえのことと認識している。実際にイレギュラー以外の定番育児は基本できる。できない時もあるから、できる時はする。失敗してママに怒られることも、子どもに拒絶されることもあるけど、それでもやっぱり、できればずっと、自分なりに、それなりに、まがりなりにも父親らしくいたいと願い行動するパパのこと。
※死語”パンピー(一般ピープル)”由来
はじめまして。「パンパパ!」の運営者、福助と幸作です。この度は当サイトにお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
この記事では、当サイト「パンパパ!」のコンセプトや運営者二人のプロフィールなどを記載しています。
企業ホームページでいう「会社概要」や「代表挨拶」のようなところです。
ご一読いただけたらと思います。
私たちは「何メン」なのか
すべてはこの問いからはじまりました。
「イクメン」という言葉のハードルが上がってきたように感じる昨今、その肩書を手にするのは「イケメン」に生まれ直すくらい高難度と言っても過言ではありません。
「子育ては母親の仕事」から脱却し、「子どもと積極的に遊んであげる=イクメン」くらいのフェーズを経て、「ちょっと育児参加した程度でイクメンぶんな」と急速なアップデートを繰り返し、今ではもはや母乳くらい出ないと届かないくらい高い地位にあられるように思います。
おっしゃる通り、父親の育児参加は親として至極当然のことです。「イクメン」だなんておこがましいし、恥ずかしいし、やめてほしい、というのがパパ側の気持ちでもあります。世の中の風潮に強く賛同します。
しかし、でもじゃあ私たちは誰なのか、何メンなのか。ふと、そんなことを思うところです。
「イクメン」に潜む危険
振り返れば、積極的に育児に参加する男性を「イクメン」と呼んだことがまず誤りだったわけです。
親として本来あるべき姿、ごくごくフツーーーのあり方を称賛するような語にしてしまったことで、逆に今のママたちから反感を買ってしまったわけです。「あたりまえのことをはやし立てるな」と。
これは危険な兆候です!
男性の大半が「褒められたい」という欲求で生きています。だからこそ古い固定観念から脱し、新しいステージに足を踏み入れたわけです。全てはママや世間に褒められたいから。
でもどうでしょう。イクメンと名乗る気などさらさらないのに、イクメンという言葉があるせいで、イクメンを叩くような言葉が目に入るようになってきました。褒められないどころか叩かれているような気すらしてきます。
このままでは次世代がイクメンを目指したいと思えなくなってしまいます。「子育ては母親の仕事」がまたチラついてきてもおかしくありません。歴史は繰り返されるのでしょうか。強い危機感を覚えます。
新語「パンパパ」の提唱
「イクメン」はママに取って代わり育児の主担当を担う領域のパパだけに使いましょう。「イクメンぶんな」と叩けないほど、褒めはやし立ててしかるべきレベルの、「ほぼママ」と言える一握りの優秀なパパのみとしましょう。
世の中の多くのご家庭においてパパの立ち位置はきっと二番手です。育児に関するイレギュラー事や難問に対する最終ジャッジはママに委ねるしかなく、でも基本的な日常タスクは難なくこなせる、役立たずではなく補佐役、ママの右腕的な役回りのパパが多いことでしょう。
良くも悪くも、今の時代のスタンダードなパパはきっとここです。これが現在地です。
このスタンダードな、極々フツーーーのパパのことを指す新しい呼称として「パンパパ」を提唱します。「一般パパ」の略。あえて「死語」の「リバイバル」です!
「父親の育児参加はあたりまえ」という論調を「あたりまえ」に押し上げた謎メンたちが、「確かにあたりまえのことだから」と「賞賛」は手放し、「せめて叩かないでほしい」という願いを込めた自称だと思ってください。
パンパパのあり方
自分なりにそれなりにまがりなりにも父親であろうと努力することを生涯辞さない。
ときに間違えたり、判断を見誤ったり、ママに迷惑がられたり、子どもたちに「ママじゃなきゃ嫌」と叫ばれてもなお諦めない。
悩みながら、試行錯誤しながら、ママの機嫌を伺いながら、子どもたちの顔色も伺いながら、仕事とのバランスも見ながら、必死に、がむしゃらに、懸命に、誠心誠意、育児に取り組む。
でも、決して驕らない。所詮は二番手だと自認し、ママがご飯(主食)ならパパはおやつ(補食)と理解し、時に子どもの逃げ道となり、時に+αを提供し、時にママのメンタルケアをし、発育や家庭環境を補佐する。
そんな気概を持ち合わせたパパをこれからのスタンダード、標準、フツーーーとし、「パンパパ」と呼べたらと思います。
当サイト「パンパパ!」について
つまるところ、「パンパパ」が「パンパパ」のために運営しているのが、ここ「パンパパ!」です。主夫じゃないし、イクメンとは言えない、でも必死にパパをやっている。そんなパパが、そんなパパたちのために作ったサイトです。
そのため、育児のプロ(専門家)が育児のプロ(ママやイクメン)のためにプロ情報(あたりまえ以上の付加情報)をプロ仕様(有名雑誌かのように)で提供するようなプロっぽい場所ではありませんし、今後もなりえません。予めお含み置きください。
とはいえ、勝手な「使命感」とか、無駄な「こだわり」とか、押し付けがましい「想い」とか、自己満足を決して超えることはない範囲での「情熱」というものは多分に持ち合わせて運営しております。
目指すは、育児日記×父子手帳。
なんてことない日常と、なんてことある情報の共有です。
私たちの想い
パパだって、育児に悩んだり、疲れたり、挫折したりもします。育児ノイローゼは決してママの専売特許ではありません。実はパパも疲弊しきっています。そんな時、私たちはココで盛大に嘆くので、是非とも共感してください。そして、「仲間がいた」と少しだけ救われてみてください。
パパだって、育児に悩んだら、調べたり、考えたりもします。指示待ちの二番手のように見えて、来る日に備えて実は陰で必死に学んでいたりします。その過程で得た有益な育児情報を、パンパパ仲間たちのために、素人目線で、懇切丁寧にまとめあげて残していく所存です。ご活用ください。
悩んでいるのに悩んでいるなんて言えない、辛いのに辛いとも言えない、わからないのにわからないとも言いたくない、頑張っているのにイクメンとは名乗れない、そんな悩めるパンパパ仲間たちのお手伝いができることを願っています。
運営者について
IT業界の某会社にサラリーマン(営業職)として勤める仕事仲間二人で運営しています。
たまたま双方の妻が幼稚園教諭だったという共通点から2023年末の職場の納会で子育てについて語らい、「世のパパたちのために何かできないか」という話に発展。本業の傍ら勢い任せにとんとん拍子で邁進し2024年5月には当サイトを開設しました。
運営者①幸作
元々はパンパパ未満。仕事を言い訳に「できたらやる」くらいのスタンスだった過去も。2人目妊娠時に妻がひどい悪阻で入院し2週間弱のワンオペ育児を経験。「育児やべー」「ママすげー」と感じ改心。来たる第二子出産に備え猛特訓。夢は全国民にとってのスタンダードと呼べる「父子手帳」を作ること。
運営者②福助
最近第一子(娘)が生まれたばかりの新米パパ。試行錯誤しながら、日々育児に奮闘中。50時間超えの難産の末に産まれた娘、そして頑張ってくれた妻に今でも大感謝している。娘の結婚式でのバージンロードの為に、きれいなウォーキングを独学で練習中(だいぶ気が早い)。子どもはできればあと2人くらい欲しいと考えている。
イクメンとは呼べない謎メンにパンパパという新たな称号を。そこそこ有益な情報の発信でパンパパ人口の増加を。そして、パンパパ仲間たちに少しばかりの息抜きを。
イクメンですね?いえ、パンパパです。